9月12日、A FRIEND MADE.鎌倉は移転して1周年を迎えます。
「いつか、A FRIEND MADE.らしいビールを作ってみたい。」そんな想いを抱いていました…

前回、Matthewが来日した際里武士 馬車道のヘッドブルワー兼、Neighbors kamakuraのマックさんとの会話から、その構想は少しずつ輪郭を帯びていきます。
「A FRIEND MADE.らしいビールを作るなら、どんな味がいいだろう。」
「アメリカ西海岸をイメージしたウエストコーストIPAに、湘南を代表する柑橘・湘南ゴールドを合わせたら面白い。」
どんどん飛び出す2人のアイデアから、ついに、アメリカ西海岸と鎌倉、それぞれのカルチャーを一つにしたオリジナルクラフトビール 「A FRIEND MADE. IPA」 が誕生することに!!

みなとみらい線・馬車道駅から徒歩1分。醸造所を併設したクラフトビール専門店「里武士 馬車道」。店内ではできたてのクラフトビールをタップで楽しめるほか、缶ビールの購入も可能。さらに、ビールと相性抜群の唐揚げや名物のチャーシューエッグなど、フードメニューも充実しています。

営業前の静かな店内。いよいよ、A FRIEND MADE. IPAの仕込みが始まります。
まずは仕込みに使う水を循環させ、温度を一定に保つところからスタート。

続いて、大きな袋いっぱいのモルト(麦芽)を投入します。

この日、一緒に醸造してくれる空くん。ありがとう!

私もちょっぴりお手伝い。

入れるモルトの焙煎によってビールの味が変わります。今回のビールは、浅煎りを使用。
モルトを入れた瞬間は、醸造所いっぱいに焼きたてのパンのような香りがふわっと広がります。

大量に入れたモルトを棒でゆっくりかき混ぜます。この作業は機械で行うところもありますが、里武士では人の手でおこなっています。大規模な醸造所ではないからこそ、一つひとつの工程を人の手で丁寧に行うクラフトマンシップが息づいています。

モルトを一定の温度で保ちながら、デンプンを糖へと変えていく工程へ。ここまでの作業は「マッシュイン」「マッシング」と呼ばれ、ビールづくりに欠かせない大切な工程。

モルトは、麦汁を作り始めるとき、そして煮沸がはじまったときなど、小分けにモルトを入れていくのもおいしいビールを作るポイントのひとつ。

これが加工する前のモルト。食べてみるとビスケットみたいな味!

この美しい黄金色は、モルトが天然のフィルターとなり、左の釜から右へ、液体がゆっくり移動していく様子。この最初に抽出されたものが「一番搾り」。さらに水を加えて抽出したものが「二番搾り」となります。
そして、今回のビールの決め手である「湘南ゴールド」。

ウエストコーストIPAに、湘南ゴールドを合わせるのは、初挑戦だそう。砂糖漬けしたものではなく、冷凍した湘南ゴールドをそのまま加え、フレッシュな香りを引き出します。
また、ビールづくりで出たモルトの搾りかすは廃棄されることなく、ニワトリの餌として再利用され、その卵が里武士の人気メニュー「チャーシューエッグ」に。
ものづくりの最後まで無駄にしない。まさにSDGs。そんな里武士らしい循環も、とても印象的でした。

チャーミングなマックさん。
仕込みを終えたビールは、このあと発酵の時間を経て、一本一本丁寧に缶に詰めていきます。世界に一つだけの「A FRIEND MADE. IPA」が完成するまで、あと少し。
いつもお世話になっている皆様にお届けできるよう、おいしいビールを仕込んでおります。
次回はいよいよ完成編をお届けします。